ありがとう、スティーブ
ついに来てしまった。いや、いつかはとは思っていたけど、まさか今日だったとは。
Steve Jobsが、旅立っていきました。
つい一ヶ月ちょっと前にCEOを辞任したことで、近い将来にこんな時が来るのかな。Appleはどうなるんだろうか?なんて現実的な事を考えました。
でもそれは違いましたね。
この喪失感はなんでしょう?
Appleの将来なんて小さいものではなく、あのSoftBankの孫さんが言っていたように、「人類の財産」とも呼べる天才。その人が居なくなったということです。
僕が初めてApple製品に触ったのは、もう20年前のこと。
音楽だけでは食うにも大変だから、手に職でもつけておこうという事から、2年ほど小さい制作会社に入った時に、Macと出会いました。
まだ社内にも導入されたばかりで、誰も触っていなかったMacintosh SEという機種。教えてくれる先輩も一人でわからなかったら聞く程度。
でもそこからMacの素晴らしさが理解できました。そもそもパソコンなんて触ったこともない自分が”弄っているうちに”何となく操作がわかる。当時のパソコンはコマンド覚えないと何もできないシロモノでしたから、それだけでも凄いこと。
そこを辞める頃に、Macも低価格なものが出始め自宅にも導入。しばらくフリーの仕事を受けたりして活躍してくれました。
それから色々仕事の場面では、必ずMacが相棒。
インターネットの普及から、自分の音楽制作。
つい一昨日も発表されたiPhoneやiPadなど、かつての仕事だけではなく、生活の深い所までApple製品がいつもそばにあります。
僕自身、こういう時に本気で追悼する人は音楽関連の人ばかりでしたが、今回は違います。
いや、憧れたアーティスト。そうビートルズのジョージハリスンと似ているところがあります。2人ともヒッピーの文化を通り抜けてきた。宗教などにも興味があった。スティーブも仏教だったんですね。
あ、そうだ二人とも魚座産まれなんだな。
そういや、ジョージが亡くなった時も、Appleのトップページは極めてシンプルに彼の写真で追悼していました。今日のスティーブのように。
そしてこの文面もiPadで書いてます。
素晴らしい体験を、創造力を…本当にありがとう!