今年の春は
毎年桜は咲くし、こうやって暖かくなってくる。
ただいつもと違って緊張感が残る。そしてこれは少なくとも当分続くことだろう。
まさに良くも悪くも。良いこと中心であってほしいけど。
坂本龍一氏の訃報が昨晩入ってきた。
僕自身は昔はギターキッズだっただけに特別ファンというわけでもないが、それでもあのYMO始め、戦メリのメロディなど、ファンでもない人間に突き刺さるメロディ、空間があった。
たまたまさっきTVで昔のインタビューで「曲にパワーがある」と本人が戦メリのことを語っていた。
このパワー、僕的には良い意味で突き刺さるという表現が合う。
彼はこの突き刺さるほどの楽曲を書くときに、どれだけのパワーを注ぎ込んだのだろう。
ひたすら夢中になっていたのかもしれない。
相当重たかったんじゃなかろうか、などと勝手な推測をしてしまう。
何度もいうが特別ファンでもない自分ですら、彼のことを『日本を代表する音楽家』と胸をはって言える。凄いパワーだった。
それにしてもほんの少し前に高橋ユキヒロ氏が旅立ったばかり。
時代の流れを感じるが、彼らが残したそれぞれの世界、芸術は残っていく。
今さらながらこんなことを今年の春はすごく感じる。