ポップス性か

今日も外は台風の影響で雨。ただ予報とは違ってあまり台風らしい風がないのが不思議に思っているところ。
このまま嵐にならずに済んでくれたら幸いです。

ところでこの数週間、僕の好きだったバンドマンの訃報が続いたりして、ちょっぴり気持ちがウェット気味。いや、全然大したことないけど。

で、一昨日エディ・ヴァン・ヘイレンが亡くなったこともあり、Yahooニュースなんか見ていると彼の記事がたくさん出てきます。なんだかんだ言ってもロックギタリストとしてインパクトがあった人だもんなー。

中には彼の立ち位置を分析したような記事もあって、妙に納得して、当時は自分も気づかなかったことが書いてあったりします。

どこの記事だか忘れちゃったんで(オイオイ)引用できないんだけど。

簡単にいうと、エディはロックギタリストでありつつポップス性があったということ。

不思議にもあのバンドのデビュー当時からリアルに洋楽を聴いてたのに、その時はそうは全然思ってなかった。というかそういう側面で見ようともしていなかった。

でも考えてみたらあのYou Really Got MeからPretty Womanなんてカバーしてやって、しかもそこそこセールスあったり、実は最初からあったんだな。あのまさに暴力的な音に注目しすぎていたかも。

そして某日本のギタリストが昔インタビューで語っていたことも思い出した。

「ポップス性って大事だよ」

この時には自分のイメージとしてちょっと売れ線気味の楽曲をヒットさせる、そういう振る舞いをする、みたいな感じに想像してたんだけど。

ヴァン・ヘイレンの場合、ロックバンドでありながらも70年代っぽい感じではなく、暴力的にパーティやってるようなもの。そう猛スピードでそれも笑いながら振り切ってる、遊んでる。

そんなイメージもちょうど彼らが大ヒットを飛ばしたJumpあたりでぴったり時代と合ったんだなぁ。だって80年代であそこまで知られるロックバンドってあまりなかった。あってもロック好きなファンの中でということが多かった。

ショーマンだったディビッド・リー・ロスとその周りをチョロチョロとヘラヘラと笑いながら、ぶっ飛ぶようなギターを弾くエディ。基本的に4人だけで音を出すまさにロックバンドながら世代を問わないイメージと、本来なら引いてしまうくらいのギターサウンド。

そりゃインパクトも多けりゃ、ロック好きにはあのテクニックがたまらない感じで、忘れられない。

ああ、自分の固定概念にああいうポップス性ってのが無かったんだな。今になって気がついた(笑)。すごく納得しました。

一応ギタリストの端くれとしては、あのギターのサウンド。

後にライトハンド(今はタッピングか)奏法をやっているメタル系などた〜くさん出てきたけど、エディほどロックギターっぽいサウンドはなかった。これは断言できる。

あの音はやっぱり彼のオリジナルだよ。そう思う。

多分僕も間接的にすごい影響を受けてたのかもしれない。

ありがとうエディ。

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