あの一件

ようやく最近になって少しあのオリンピックエンブレムの問題、先に進みつつあるみたいですね。

あれはデザイン業界からと、それ以外の立場とで見方も感じ方も随分違ったものになってしまいました。
説明するとは言ってもなかなか難しいものがあるのも事実だと思うし、一般の人からみた「これとこれ、似てないか?」みたいな答えすら分かれるところだと思います。

どの世界でもそうかと思いますが、プロはそれを造ってる姿とかプロセスは明かすことはまずないでしょう。そこをみんなにわかるように説明せよ、といわれてもそれを順序立てて説明してもね…。
話を聞く方もある程度聞く覚悟や準備があって、初めて論議が成り立つようなものなんじゃないかな。

作者にとってはちょっと辛い一件だったけど、今後のこういうクリエイティブな仕事を考える機会にはなったんじゃないかな。

僕個人の意見としては、あれはちゃんと作品だと思います。考えられてますから。思いつきだけでは無理でしょう。

でもこういうことになりうるんだなと。

いろいろ考えさせる一件ではありました。

強いて誰に責任があるのかといえば、作者以外のそれを判断した関係者だと思います。ひょっとしてうまく説明やこの一件の対処のしかたで結果が違ったかもしれないわけですから。

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