どさ回り
どさ回り
少し昔なら、売れない演歌歌手みたいな例えにされるような言葉です。演歌でなくとも懐かしい旅芸人などの世界ですね。
話にしか聞いた事がないけど、旅芸人には家族まるごと旅をずっとしているような、人たちがいたそうです。一家の子供も同様に旅から旅の生活なので、転校してばかりでかわいそうだとか…。
昔なら、親から受け継ぐ商売として、そうしなければならない事情もあったことでしょう。
現代で、そういう生活をしている人っているのかな。昔に比べたらかなり減って来て入るものの、かろうじているような気がします。
大変なんだろうけど、少しだけうらやましい。なんでかというと、そういう芸がインパクトのあった時代だったから。まだ今のようにネット、携帯電話などが全く存在しなかった時代。
それだけに、一般の人の評価も価値があったような気がするのです。
今は交通網も発達し、通信も個人ベースのものまであるくらい。みんなが何か自分の特技、才能があれば、自分で発信できる。
ただし、昔のような芸人、職人にとってある分野においては厳しい現実にさらされることにもなっているのかも。確証がないからわかりませんけど、そんな気がします。
上にうらやましい、と書きましたが、今が良くないということでもありません。逆に今の方が良い部分もありますから。
ただ、ちょっとノスタルジックな見方で、大人の目線で昔の芸人さんの生活を想像してみただけなんです。
どさ回り…いいよなぁ。