親指

自分が人にウクレレなんて教えるようなことを始めたのは…かれこれ14年くらいかな。

まさかそんなことをやるとは。成り行きでそうなったものの、これはこれで良かったと思っておりまする。

ただ演奏をするだけでは考えなかったことや、自分だけならと面倒なこともやらなきゃいけない。
必要に迫られてというやつ。

これまた楽器と一緒で、これだけやれば大丈夫といえるものはない。これからもそうなんだろう。

そんなレッスンを始めてから色々な人に出会って気がついたこと。

「手」はみんなそれぞれ違う。

ウクレレで手といえば左手はネックを握り、弦を押さえる。右手はリズムも含めアクションを起こす。

初心者の場合、まずは音を出してみることが優先なので、左手でとりあえず3コードができるかをやっている。

色々とアドバイスしている時に、ふと手を見ると関節の曲がり方が人それぞれ。特にびっくりしたのが親指の関節。

みなさんはどうでしょうか?

普通はちょっと反る感じになるのが多いかと。で、特に職人的な手をしている人は親指の反り方がけっこうある。グニャッと反る。

これには僕はショックを覚えました。

だって、僕の親指ってがんばって反ってもこれが限界。殆ど反ってない(笑)。今まで僕と同等に反らない人は見たことがない。

不思議なことに小指は反る。ぐにゃっと。

なんのことだかわからない人もいるだろうけど、この反りがコントロールできるか否かで、ある奏法は物理的に不可となるわけ。

自分では愕然とした現実。

ああ、そうか。
子供の頃(バリバリ昭和の頃)に、指立て伏せをやることになったが、自分はまったくできなかった。そりゃそうだと今なら理解できる。

それに気がついてからは、新しくレッスンに来た人の手をよく観察することにしている。
アドバイスするにもできないこともあるから。

だって、楽器を弾くということに関しては、本来は音楽をやるのが目的。あれこれ自分で工夫して表現できる弾き方ができれば正解だと今は思えている。形は同じじゃなくてもいい。

そういう意味では一番向いてない自分でもギター、ウクレレできてます(笑)。

大阪は阪南市近辺でウクレレのレッスン、アドバイスを受けたい方、コメント等入れてください。
家族がやっている『海のカフェ高木』でもレッスンのフライヤー置いてます。

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