あらためてPSE、1年経ちました
楽器、特にエレクトリックをやっている人間には、ちょっとばかし影響のあったPSE法が本施行されて1年。
あれから中古楽器店で、アンプなどを見る時に少し気になってはいたものの、そんなにしょっちゅう買う物でもないので、半分忘れかけていた、というのが正直な所です。
しかし、またまた今さら知りましたが、あの認定ステッカーを貼るための検査って、その機器にギリギリの酷使するような状況を与えて、それに耐えられたか、どうか? みたいなことをするようです。それを知っている消費者は、そんなテストをしたものこそ、危ない・壊れやすくなったと判断して、避ける傾向が強いとの事。
こういうことは、実際にそういうマニアでないと実感がわかないかもしれませんね。つまり、『実用性』を考えて、本当に耐えられるかテストする。という考え。そして元がビンテージということで、あまり無茶はをしないで、なるべくオリジナルパーツのままの状態を買う『ビンテージマニア向け』の考え。
国はこの考え方の片方しか考えなかった、ということです。
安全というキーワードは、結果として長年信頼されてきた商売(店)を消滅させることにもなったわけで。もちろん、食の話題で破産したミートホープにしても、従業員にしてみたら同様かもしれないですが、あれは明らかに「違反」ですからね。それに比べれば、ビンテージを扱っていた店は何も悪い事はしていなかったわけですから、怒りもごもっとも。
こればかりは国側がなんらかの補償を考えるべきでしょう。罪のない一国民の仕事を奪い、不安に陥れたわけですからね。
俺はドラムだからあまり関係ないけど、ギターの奴で怒っている人多かったですね〜
なんで怒るかといえば、あまりに突然だったからなんだよね。これは消費者にも商売していた人にも寝耳に水だったから。
個人的には廃止しても良いと思うよ。今まで何十年もそれでやっていたんだからね。