お母さんは強し
いやですね、話はいつもの酒の場でのことなんです。
仕事関係でよくご一緒する女性二人と、なーんとなくいつもの蕎麦屋で一杯、ということになり行ってきました。そのうちの一人は、自分よりも歳上であり、3人の子供を持つ主婦であります。
この方、普通の男性どもより、仕事的にはハードな状況が続いており、さぞかしストレスが溜まっているはず。以前、徹夜明けだというのに「それでも飲みたい」ということで、この蕎麦屋で二人で飲んだ事もあります。
酒の席ですから、いろいろと家族のことなども聞かせていただいたわけですが、聞けば聞くほど、今の仕事をやっていることが奇跡に近い! いや、俺がユルいだけかもしれないけど(笑)。自宅からはおそらく1時間半くらいは片道かかります。それだけならまだしも、徹夜、休日出勤、連日終電…一週間のうちのほとんどは会社にいるような状況。当然仕事そのものだって緊張がつづくわけだから…。元々アクティブな性格らしいとはいえ、体力的にも辛いでしょうに。
ただ、ご家族のことを聞いた時に少しわかったような気がします。
家族、特に子供たちがほとんど家にいないお母さんを、今の社会と照らし合わせるかたちで、理解をしてくれているようなんです。また旦那さんのご両親も健在で、これまた理解があるようで。
場合によっては、「仕事なんかやめて家にいないと」と言われるかもしれないのでしょう。しかし、現実は旦那だけの給料でやっていくのは大変な時代。みんな必死なんですね。そんなことをなにげに家族が理解しているから、みんなが協力できるんだ。
いい家族だねぇ。
「お母さんは、たまにしか家にいられないから、その時に一緒に買い物に行こう」と言ってくれるそうです。まだまだ世の中捨てたもんじゃないね!