夢の記憶
「夢の超特急」といわれた初代新幹線0系の最終列車となる博多行き「こだま659号」が、30日午後2時51分に始発の岡山駅を出発。終着駅の博多駅に到着した。「団子っ鼻」を思わせる独特の先頭車両で親しまれ、日本の高度経済成長を支えたが、より速い車両の登場と老朽化で44年間の営業運転を終えた。
子供の頃、乗り物大好きっ子だった自分にとって、新幹線といえばこの形です。なにせ、新幹線の歴史は自分の年齢と重なります。歳がバレバレですが(^^;。
この新幹線に生まれて初めて乗ったのは、あの大阪万博。家族親戚で行ってみようということになり、僕は親父と一緒にダッさいサングラスなんぞ子供のくせにかけて、完全おのぼりさん状態で乗った記憶があります。しかも、なぜか従兄弟の連中とはあえて離れて、空いている席で一人で乗っていました。なぜなら、あのスピード感を堪能したかったから。とにかく乗り物が大好きだったんです。
そりゃ滅多にない機会ですから。子供の付き合いなんてどーでもいいわけで(笑)。
そんな時代の最先端、当時の子供の憧れであった新幹線。この車両が引退…。子供の頃の記憶が一つ、本当の思い出になってしまいました。